新社長の戒田理夫氏就任を受け、ニデックの再建手腕が市場の焦点に。決算の減損観測や事業整理が報じられ、株価は急落した後に反発の兆しを見せた。
大手株式市場は、ニデックが大規模な減損の計上観測などを背景に新体制へ移行する動きを注視している。29日までの株価は前週末終値の2840円から2350円前後まで下落が続き、30日にはニデックコンポーネンツ(旧コパル電子)の売却検討が材料視されて終値が2355円と反発した。
新経営体制の再建手腕が問われる状況下で、不正会計を含む過去の問題整理と事業ポートフォリオ改革の同時進行が進む。子会社売却を含む事業再編は非中核事業の整理と資本効率改善の観点から注目されている。
シティグループ証券の内藤貴之アナリストは、株価反発は大規模な減損損失や社長交代が織り込まれている可能性を指摘。今後は売上成長性・利益率動向・事業売却を含む構造改革の進展とガバナンス改革が市場の注目点になると見ている。
30日朝にはニデックコンポーネンツの売却検討が事実上の検討事項として表明され、非中核事業の整理や資本効率改善につながるかが引き続き焦点となる。