住友商事は大型買収を進め、投資枠を3兆円へ拡張した。中期経営計画の最終年度に向け、資産入れ替えを進めつつ成長戦略を推進するとの方針を示した。
中期経営計画の最終年度となる2027年3月期に向けて、過去最高益を目指す方針の下、投資枠を3.0兆円へ拡張したことが示された。これまでの投資実績は1.9兆円に達しており、今後もモメンタムを維持して新たな投資を進める意向が強調された。
今回の方針変更の背景には、強みを核とした成長戦略があり、資本効率の向上とポートフォリオ変革を同時に進める方針が示された。具体的な大型買収として、米航空機リース会社の買収約3200億円や、SCSKの完全子会社化約8800億円を挙げ、これらを新会社として実行する計画だ。
資産入れ替えとして、長期的に損失を生みやすかった資産の整理を進め、アンバトビーといった大型減損資産の売却を決定した。これにより、過去の大型損失が繰り返される局面を避けつつ、成長資本を継続して投入する道を整える。