日銀は9月の金融政策決定会合で政策金利を0.25%引き上げ、1.25%程度に設定。日銀の利上げペースは今後も加速する可能性があるとされ、野村證券の岡崎康平氏が背景とリスクシナリオを解説する。
日銀は2024年に利上げを開始して以降、これまで半年ごとを基準に0.25%ずつ引き上げてきたが、2026年には6月に続き9月の会合でも実際の利上げが実施され、ペースが3か月に1回程度へと近づいている。今後も追加利上げの可能性は残されている。
野村證券の岡崎康平氏は、利上げペース加速の背景として基調的インフレ率が2%に近づく現状を挙げ、今後の政策運用は物価だけでなく金融環境全体を考慮する必要性を指摘している。2026年末から2027年初にかけての追加利上げ時期として、12月と3月を想定するメインシナリオが示されている。
コアCPIの再加速見込みやエネルギー価格の影響が今後の動向に影響を及ぼすとの見方があり、日銀は物価を2%に抑えるべく金融政策を強化する必要があるとの見解が示されている。金融環境が緩和的である状態が続く場合、利上げを通じて緩和度合いを調整する必要性が生じうるとの指摘もある。
総じて、日銀の利上げペースは加速しているとの見方がある一方で、円安・円高の動向や国際的な金融環境の変化を受け、今後も金融政策運用の柔軟性が問われる展開が見込まれる。