日本リート投資法人が第28期決算を発表し、賃貸収入の増加にもかかわらず物件売却益の減少などで前期比減益となった。併せて新規にWORK VILLA MYJ kandaを2027年1月に取得予定と公表している。
日本リート投資法人は第28期(2026年6月期)の決算を公表した。投資口の追加発行を行い、ホテルリソル秋葉原を含む7物件を取得した一方、FORECAST桜橋など2物件を売却した。賃貸収入は増加したものの物件売却益の減少と物件交換差損の計上により、前期比23.5%の減益となり、差引き484百万円を内部留保に回した。投資口数は3.5%増加したが、1口当たりの分配金は前期比3.4%増の2516円となった。
期末のポートフォリオは107物件となり、資産規模(取得額合計)は2742億円、有利子負債比率は48.1%だった。加えて、同社は「WORK VILLA MYJ kanda」を2027年1月に取得することを発表した。物件は地下鉄小川町・淡路町の各駅から徒歩1分の立地で、2025年2月竣工の14階建セットアップオフィスの3階〜13階区分所有権を取得する。取得額は84億円で、売主は住友商事とその他1社である。
第29期(2026年12月期)には「ナインアワーズ博多」を取得し、「築地フロント」を売却する見通し。前期に取得した物件が通期寄与する一方、物件売却益の減少と支払利息の増加により、前期比18.8%減益を見込む。内部留保から75百万円を取り崩して1口当たり分配金は2,300円、前期比で8.6%減となる見通しだ。第30期(2027年6月期)は上記WORK VILLA MYJ kandaを取得予定で、賃貸収入の増加により減益幅は9.5%程度と見込まれるが、1口当たり分配金は2,300円を維持する見込みとなる。
賃料増加のトレンドが続く中、内部成長の加速と物件入替えを含む外部成長を通じて、今後も1口当たり利益(売却益除く)2,250円を目標とする方針が示された。