構想を“成果”に変える組織としてDIのTechnology & Amplify(T&A)が何を見てきたのか。発足3年を経て、事業主導の変革設計と現場実行を一体化する取り組みや、PMOではなくBXO/CMOを軸にした運用の意図を、島崎崇と八木慶二郎が語る。
ドリームインキュベータ(DI)の「Technology & Amplify(T&A)」は、構想から実装・定着までを一連の変革として進める組織である。統括執行役員の島崎崇と執行役員の八木慶二郎は、テクノロジーを目的とせず、事業成果を最重要視するT&Aの姿勢と現状地を説明した。
T&Aの核となるのは「BPR(業務改革)」の徹底と、仕事の流れ・役割・ビジネスモデルの整理だという。テクノロジーはあくまで成果を加速する手段であり、仕込みが整って初めて活用が効果を持つと述べられる。加えてPMOにとどまらず、BXO(Business Transformation Office)やCMO(Change Management Office)を掲げ、組織と業務の変革を推進する。
「事業主導」「ワンストリーム」「のりしろ」という3つの実践が紹介され、事業部門を主役に据え、IT部門と連携しながら最適な変革を設計していく方針が説明された。伝言ゲームの回避と責任の共有を重視し、止める判断も含めた変革の実行力を重視する。
最後にAIの活用位置づけを再定義し、SCMやAIを含む4領域(BPR、BXO/CMO、SCM、AI)へ注力する理由が示された。目的を問う姿勢を崩さず、戦略とテクノロジーの境界を取り払い、成果に結びつく組織へと成長させることを目指す。