NHK前会長の稲葉延雄さんが6日に誤嚥性肺炎で死去、75歳。日銀出身でNHK会長を務め、任期中に受信料の値下げや組織改革を進めた。
NHKは6日、前会長の稲葉延雄さんが誤嚥性肺炎のため死去したと発表した。葬儀は近親者で営まれ、喪主は妻の雅子さん。
稲葉さんは静岡県出身で、1974年に日本銀行へ入行。企画課長やシステム情報局長、理事などを歴任し、金融政策に長くかかわった。日銀出身者としては初めて2023年1月にNHK会長に就任した。
在任中は組織のスリム化を進めるほか人事制度改革を見直し、旧ジャニーズ事務所の創業者による性加害問題を受けたタレント起用の停止を表明。23年10月に受信料の1割値下げを決定し、25年5月には初期の肺がんと公表された。
遺族や関係者は稲葉さんの“筋を通す”姿勢を悼み、 NHKの経営委員長や会長が追悼のコメントを発表した。ほか、同日付けの関連ニュースも伝えられている。