中電プラントは安全パトロールで得られた指摘事項や好事例をデジタルデータとして蓄積し、拠点を超えて活用できる基盤を構築した。報告書作成の自動変換機能を導入し、作業負担を大幅に軽減した。
取り組みの背景として、現場で得られた危険箇所の指摘事項や優れた取り組みを手書きや写真で記録していたが、拠点間で共有が十分に進んでおらず、報告書作成にも負担が生じていた。この課題を解決するため、SpectA KY-Toolを用いた試行運用が始まった。
従来の手書きメモとカメラ記録をスマートフォンでの写真撮影とコメント登録へ移行し、報告書作成もPCと紙を使わず、登録内容を自動的に報告書形式へ変換する運用に変更された。
4ヶ月間で2拠点合計300件超の指摘事項および好事例をデジタルデータとして蓄積し、拠点を横断して閲覧・活用できるデータ基盤が整備された。データは日常の安全パトロールや教育にも活用可能となった。
今後は本活動の成果を全拠点へ拡大し、現場の気づきを組織内で共有・継承することで類似災害の撲滌を目指すとともに、時間外労働の規制や人手不足といった課題にも対応していく。
「SpectA KY-Tool」は過去知見とAIを活用して現場の安全品質と作業効率を両立させるクラウド型ソリューションで、現場写真の指摘事項音声入力から報告書作成までを支援する。