日本農薬は果樹・野菜向け殺虫剤に強みを持ち、海外農薬事業が好調で過去最高の業績を更新しました。2027年3月期の業績見通しと、株主優待としておこめ券の新設・増配を予定している点が伝えられています。
海外売上高比率が約7割の状況が続く中、2026年3月期の売上高は1118億円、営業利益は108億円、当期純利益は72億円となりいずれも前期を上回る水準に達しました。ROEは8.9%、営業利益率は9.7%と改善しています。
北米・欧州を中心とした海外市場の堅調が収益を牽引しており、果樹・野菜向けの殺虫剤の拡張や現地グループ会社を活用した現地ニーズへの対応が強みとして示されています。国内ではコルテバ社やBASF社との提携を通じて販売力を強化しています。
2027年3月期の業績予想は売上高1160億円、営業利益115億円、当期純利益74億円と、前期比で増加の見込みです。営業利益率は約9.9%、ROEは8.5%を維持する計画です。
株主還元面では安定配当を維持しつつ配当性向を40%程度に設定する方針で、今期からおこめ券4枚(1,760円相当)を新設する株主優待を実施予定です。
新領域としてスマート農業・AI活用を推進し、レイミーという病害虫雑草診断アプリやNacFieldなどのAPI連携、衛生管理AI AiPicsの展開など、デジタル化とバイオ技術の取り組みを拡大しています。