米国防次官の演説は、アジアへの関与を弱めず、同盟国には防衛負担の一層の分担を求める内容だった。インド太平洋地域で有利な勢力均衡を維持する方針を改めて強調した。
マニラでの演説でコルビー米国防次官は、米国がアジアへの関与を縮小する意図はないと述べ、腰を据えて最も重要な地域で有利な勢力均衡を確保する取り組みを続けると語った。信頼性に関する懸念を払拭し、同地域を重視する姿勢を改めて示した。
同氏は、パートナー国には自国の防衛に対する責任を一層担うよう求め、抑止力の強化には同盟国の投資拡大が不可欠だと指摘した。米国が一方的に守るのではなく、協力関係を強化することを強調した。
第1列島線沿いの相手の進出を阻む抑止態勢の整備が有効な勢力均衡には重要だと述べ、米軍だけに依存する体制を改めて否定した。今後は同盟国やパートナー国の役割拡大と自国防衛投資の増加が求められるとの考えを示した。
フィリピンはコルビー氏の東南アジア歴訪の初訪問国となり、今後はインドネシア、タイ、カンボジアも訪問する予定である。