日本エマージェンシーアシスタンスが2026年12月期上期の連結決算を発表。売上高は約19億6500万円、営業利益は約1億円、医療アシスタンス事業が増収増益を牽引した。
日本エマージェンシーアシスタンスは2026年12月期第2四半期の決算を公表し、売上高が前年同期比8.2%増の19億6500万円、営業利益は167.8%増の約1億円、経常利益は158.6%増の1億1000万円、親会社株主に帰属する中間純利益は80.8%増の7800万円となった。売上高は通期計画のほぼ5割、各段階利益は5割超に達し、進捗は順調とされている。
主力の医療アシスタンス事業は売上高が前年同期比で上昇し、セグメント利益は3億3500万円で全体の増収増益を牽引した。海外大手損保からの新規受託はアジア・欧米の複数拠点で日本語対応体制が高く評価され、2025年11月の稼働開始から今期は寄与している。法人契約の料金改定はコスト上昇をカバーするもので、改定後も契約終了や他社移行はほとんど生じていない。
ライフアシスタンス事業は売上高が前期比で微増、セグメント利益は減少した。電話システム刷新に伴う導入費用が要因で、AI実装を伴う新システムを導入した。認証取得と設備投資は事業者を限定する要因だが、差別化による獲得力の向上を見込み、医療アシスタンス事業への展開も計画している。
官公庁事業は広域災害・救急医療情報システムの運営を年度契約で安定的に収益化しており、2026年4月には医療機材在庫状況を把握する機能が追加契約として組み込まれた。2026年12月にリリース予定の法人向けアプリ「新EAJ Members」はAIを活用してコストを抑えつつ開発しており、今後の展開が見込まれる。
通期の連結業績予想は据え置きで、売上高は40億円、営業利益は2億円、経常利益は2億円、親会社株主に帰属する当期純利益は1億4000万円を見込む。株主還元は配当性向を20%から30%の範囲で継続する方針で、1株あたり配当金は現時点で未定としている。