ドル・円は160円に接近する中で上値が重い展開が続く見通し。13日のNY市場の動きと今後の米指標の発表を背景に、ドルの戻りを抑える要因が意識される。
13日のニューヨーク外為市場でドル・円は159円02銭へ下落後、159円57銭まで上昇して引けた。米国の前週分新規失業保険申請件数が高水準となり、7月の生産者物価指数が6月から鈍化したことが、物価の上昇が一段落したとの見方を示し、早期の利上げ観測が後退する形でドル売りが優勢となった。
本日8月14日のドル円は上値の重い展開が想定される。1ドル=160円が介入警戒ラインとして意識され、これに接近するほどドルの上値は重くなりやすい。一方、日本の財政悪化懸念や日米金融政策格差を背景とした円売り圧力は根強く、急激なドル高円安への振れ幅は大きくなりにくいとみられる。
相場の変動要因としては中東情勢の不透明感と原油価格の動向が引き続き留意される。欧州のGDP改定値に続き、米国の7月小売売上高や8月ミシガン大学消費者態度指数速報値の発表が予定され、結果次第で相場が振れる可能性がある。