19歳のオーナーがオーテックスタイルAのS15シルビアをベースに、耐久性を重視したボルトオンターボ化で最大約380psを引き出すチューニングを施した。エスプリの前川代表が技術的背景とパーツ構成を詳しく解説する。
ノーマル比150%アップを目指すこのS15シルビアは、SR20DEを搭載したSベースのモデルをベースに、19歳のオーナーがエスプリへチューニングを依頼した。エスプリは耐久性を第一に考え、ボルトオンターボ仕様を提案し、過給が見込めないNA領域のトルクとレスポンスを確保する設計を採用した。
エンジンではSR20DEのシリンダーブロックはそのまま、ピストンをDET用に交換しコンロッドをDET純正へ、ヘッドガスケットを1.6mm厚のメタルへ換え、圧縮比を9.8:1に設定。タービンにはHKS GT-RSを採用し、F-CON Vプロで制御して最大ブースト1.2kの状況で350〜380psを発生させる構成とした。
吸気系はDE純正を使用したスロットルボディとし、排気系はフロントパイプ80φ、センターパイプはNA仕様のまま暫定60φを採用。今後はメインパイプを80φへワンオフ製作する予定で、排気抵抗を抑える方向性が示されている。
足回りはモノチューブ式ダンパーのブリッツZZ-RスペックCでダンピング32段調整、前後のブレーキ容量も強化。内装はブラックとタンの2トーン、専用の前席タン本革シートを採用し、油圧計・ブースト計・油温計を各部に配置した。