2026年9月公表のセキュリティインシデントをまとめると、デジタル庁のガバメントソリューションサービスや企業の採用管理・EC系システムを中心に、不正アクセスやデータ流出の疑いが相次いでいます。複数の事例で個人情報の外部流出や内部データへの不正閲覧が指摘されています。
2026年9月に公表された主なセキュリティインシデントとして、きちりホールディングスの採用管理プラットフォームを提供するApplyNow関連の不正アクセスにより、顧客および応募者の個人データが外部へ漏えいした可能性が発覚しました。期間は2026年8月9日から9月7日までとされ、異常なアクセスログも確認されています。
デジタル庁が公表したケースでは、ガバメントソリューションサービス(GSS)への侵入が、VPNの脆弱性を突かれて発生したとされ、同利用機関の職員や事業者に関する個人情報およそ24.6万件が外部へ漏えいした可能性があると報告されました。一般個人情報は含まれていないとされています。
ロート製薬の通信販売システムでは第三者による不正アクセスの可能性が確認され、9月15日の続報では顧客対応システムの通話音声データなども不正取得の可能性があると公表されました。さらに、同社が利用する顧客管理システムも影響を受けた可能性が示されています。
Gyazoを提供するHelpfeelでは脆弱性を悪用した不正アクセスにより、データベースから約2,362万件のユーザーデータと約4.9億件の画像メタデータが流出した可能性が明らかになり、決済情報は流出していないと公表されています。