双日が英国の水産物加工・販売企業SFIHを買収し、 NESIを連結子会社化した。供給網を強化して欧州での白身魚需要の取り込みを目指す。
双日は英国で水産物加工・販売を手掛けるシーラスカ・フーズ・インターナショナル・ホールディングス(SFIH)を買収したと発表した。取得額は非公開で、供給網を抑えることで欧州で拡大する白身魚などの需要を取り込む。
SFIH傘下のニュー・イングランド・シーフード・インターナショナル(NESI)を連結子会社化した。NESIは英国を中心にサーモンやタラの販売に強く、ノルウェーとアイスランドに白身魚の調達拠点を持ち、商品開発から販売までを一括管理できる体制になる。
英国の水産物市場規模は約9000億円とされ、日本食の需要拡大も見込まれる。雙日はSFIHと共同で水産物を調達し、両社の販売網を活用して欧州や北米などの市場開拓を進める方針。
雙日は2022年以降、日本国内でマグロなどの水産物加工・卸販売を行う企業を買収するなど基盤を築き、2024年には米国で寿司事業を譲り受けていた。国内で培った知見を生かし、水産事業を強化する見通し。