ジャクソンホール後の相場は米雇用統計とCPIの発表を前に様子見ムードとなっており、米ドル高が継続する一方で円は160円台を巡る展開が続くと見込まれる。
先週のファンダメンタルズでは、ウォーシュ議長のタカ派的な発言を受けて米ドルが強含みとなり、米金利の動向が円相場にも影響を与えた。8月24日週には米金利の上昇と米ドル買いの動きが強まり、FF先物で9月の利上げ織り込み度が高まった一方で、イベント通過後の動向には依然不透明感が残った。これを受け、今週は米雇用統計と CPI の発表を控え、介入の有無や水準を見極める展開となる見通しだ。
今週の焦点は日米の金利差と介入リスクで、8月28日以降の協調介入の総額は約15.4兆円と過去最大級、2026年の累計も約27.1兆円に達している。市場では160円の大台を挟んだ取引が続くと見込まれ、介入の可否とその規模が改めて注目される。今後の雇用統計と CPI の結果次第で円売りの需要が一段と膨らむ可能性がある。
技術面では米ドル/円は日足・週足ともに移動平均線の動きをにらみ、週足は20週線を上抜けして上昇トレンドの継続を確認できるかが焦点。日足ではGCが継続しつつも雇用統計前の大きな動きは起こりにくいと見られ、ユーロ/米ドルとユーロ/円は長期・短期の指標にギャップを抱えた展開となっている。