米国株式市場は終日まちまちとなり、原油安を背景にプラス材料を拾う場面もあった。一方、AI関連の巨額投資懸念が改めて意識され、ハイテク株を中心に総じて神経質な動きが続いた。
米国株式市場はまちまちで、ダウは一時上昇したものの終盤には方向感を欠く展開となった。ニューヨーク銘柄指数の終値はダウが213.67ドル高の51983.98ドル、ナスダックは272.68ポイント安の25164.32で取引を終えた。
原油安は対イラン戦争の外交的進展期待を背景に好感されたが、AI開発企業の巨額投資計画が再び市場の警戒感を高め、ハイテク株を押し下げた。アンソロピックの第3四半期の売上高急増と将来の多額支出の開示が、AI関連支出の長期化への懸念を再燃させた。
マリオット・インターナショナルは第3四半期決算でアジア・北米の需要堅調と値上げ効果で調整後利益が予想を上回り、通期見通しの引き上げを示唆した。エコスターはスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ傘下の買収・権利取得協議報道を受けて上昇。
半導体関連ではマーベル・テクノロジーがルメンタム・ホールディングスとの大型買収で警戒感から下落。オラクルは200億ドル規模の資金調達を想定した社債・株式発行計画を発表して下落、メタ・プラットフォームズは社債発行報道を背景に下落した。
アナリスト後場にはパランティア・テクノロジーズが第3四半期決算を発表し、第四四半期見通しが上振れしたことを受け、時間外取引で買いが入った。総じてセクター間の入替が進み、銘柄間での動きが大きく変動する展開となった。