Alcoaがニューヨーク州マセナの旧アルミ精錬所をデータセンター事業者へ315百万ドルで売却する正式契約を締結したと発表した。買い手は社名非公表だがNYDIGが取得をめぐる議論が報じられている。
Alcoa Corporationはニューヨーク州マセナのMassena Eastアルミ精錬所について、データセンター事業者へ最大3億1,500万ドルで売却する正式契約を締結したと決算説明会で発表した。契約はMassena East拠点の一部を対象とするもので、現金収入とデータセンター建設の進展を通じた継続的な収益を見込んでいる。
Massena Eastはセントローレンス川沿いの敷地で、1958年建設の旧Reynolds Metals施設を引き継いだ1,600エーカーの敷地。Alcoaは2014年に高コスト電力と海外メーカーとの競合を理由に同精錬所を閉鎖しており、現在データセンター用途への転換を進める動きがある。決算説明会では、開発許可の初期容量が180MW、段階的拡張で最大635MWまで拡大可能と説明された。
NYDIGはMassena Eastの取得交渉を進めていると報じられており、同サイトはNorth Country Colocation Servicesとして開発に関与する予定とBizJournalが伝えている。現時点でNYDIGの公式コメントはなく、マセナ地域でのデータセンター拡張計画が今後の進展として注目されている。
この計画は88エーカーの開発用地に2棟、合計87万平方フィートの施設を建設し、最大635MW規模のデータセンターキャンパスを目指す可能性がある。Alcoaは国内にある旧精錬所のデータセンター事業者向け売却を他にも検討しており、決算説明会で「比較的早期に成立する案件が2件ある」と言及した。
Massena Eastの立地や計画、NYDIGの動向など、同拠点を巡る今後の動きが注目されている。