シャープは2026年度第1四半期の決算説明会を開催し、売上高は前年同期比で減少した一方、純利益は黒字を確保した。通期予想は樹脂・燃料価格の高騰と急激な円安を受けて下方修正され、AIサーバー新規事業など成長戦略の具体化も示された。
シャープは2026年度第1四半期(4月〜6月)の決算説明会を開き、売上高は4352億円、営業利益は82億円、純利益は31億円となり、減収減益のスタートとなったが純利益は黒字を維持した。現金・純資産の増加により自己資本比率は20.2%へ回復している。
白物家電・エネルギー・テレビなどのスマートライフ事業は売上を伸ばしたものの、部材価格の高騰と円安の影響で利益は抑制された。PC・複合機・スマートワークプレイスは売上が堅調で、特にPC事業の前倒し需要が貢献した。
ディスプレイデバイスや通信などの部門は市況悪化の影響を受け、ディスプレイ関連資産の売却を進めつつ、亀山第2工場の生産停止プロセスが順調に進展している。
シャープは通期業績予想を下方修正し、売上1兆7700億円、営業利益300億円、純利益250億円へ引き下げた。下方修正の主因は樹脂・燃料などのコスト高と円安で、スマートライフ事業が特に打撃を受ける見込みとされた。