フォーシーズHDが美・健康・癒しを軸にした持続的成長を目指す方針をIRインタビューで明らかにした。沿革やセグメント変更、EC強化の具体策、海外展開やM&Aの方針が整理される。今後の成長領域や衛生コンサルティングの位置づけにも言及している。
フォーシーズHDは美・健康・癒しをテーマに、通販事業を核としながら卸売、リテール、衛生コンサルティングを展開している。前身はウェブサイト制作のサイトデザイン株式会社で、2003年に株式移転で新会社を設立。2021年12月に現社名へ変更した。代表取締役社長の天童淑巳氏が就任したのは2019年12月で、以後EC強化やデータ活用を推進している。企業全体の事業構造は変遷を経て現在の体制へと収斂している。此処には新型コロナの影響や旧来のテレマーケティング依存からの転換も含まれる。
事業セグメントは通販、卸売、リテール、衛生コンサルティングの4つ。通販はフェヴリナやファインビジュアルなどを展開、卸売はドラッグストア等を対象。リテールはAroma Bloomを含み、衛生コンサルは衛生認証支援を手掛ける。通販と卸売は1億円超の利益を計上する一方、リテールと衛生コンサルは収益性が低い。ECの強化を進め、顧客データ4万人超を蓄積している。なおiiyを2023年1月に子会社化し、EC領域の強化を図っている。
中長期の成長像として海外展開を強調。特に東南アジアを中心に日本製品の需要を取り込み、円安を追い風と見込む。M&Aを活用した新規事業領域の拡大も視野に入れる。衛生コンサルティングの成長性については、HACCP認証の取得を通じた国際市場での競争力向上を重要視しており、将来的な事業成長の要として位置づけている。