ウクライナのコレツキー首相が共同通信の単独インタビューで、日本から迎撃用弾を含む防空兵器の供与を強く期待すると表明した。キーウでの発言で、冬の暖房とインフラ保護のための支援を求めた。
ウクライナのコレツキー首相は、ロシアの弾道ミサイル攻撃が激化する中、日本からの迎撃用ミサイルを含む防空兵器の供与を「強く期待している。頼りにしている」と述べ、民生とインフラの防護強化を訴えた。共同通信の独占インタビューに応じたのは就任後初の海外メディア取材である。
首相は、現状では迎撃ミサイルが枯渇し市民の死傷者が増える状況だと指摘。米国が仲介する和平交渉は停滞しており、終わりの見えない消耗戦が続くとの認識を示した。日本の防衛装備移転三原則と運用指針は改正されたが、紛争中の武器輸出は原則不可としている点にも言及した。
日本に対して「日本に一つだけ求めたい」として、地対空誘導弾パトリオットの供与を望む意向を示した。これにより国民と電力インフラの保護、暖房シーズンの乗り切りを優先的な目的として挙げた。就任以来の海外取材で初めての発言として、ウクライナ支援への感謝も併せて述べられている。
背景には、ウクライナが4月に改正した防衛装備移転三原則と運用指針の適用範囲と、戦時下の武器移転の制約がある。コレツキー首相は、日本の支援を受けて冬季の防護体制を強化したいとの考えを示した。