サイバーエージェントはAI・データ領域の新職種「ビジネスリードエンジニア」を2026年8月に新設。アニメ制作DXを担うCA SoaのDX推進責任者・上岡将也の取り組みを通じ、業務理解と推測力で現場と technolgy を結びつける動きが紹介される。
サイバーエージェントはAI時代の新たなエンジニア職として、ビジネスリードエンジニア(BLE)を2026年8月に新設した。BLEは総合的な技術力を基盤に事業現場へ深く踏み込み、ビジネスインパクトを一貫して創出する役割を担う。今回の取材では、アニメ制作スタジオCA SoaのDX推進責任者である上岡将也氏の取り組みと、現場の課題理解に基づく推測力の重要性が詳しく紹介される。
現場の課題として、アニメ制作の業務は従来のツールや作業習慣が根強く残り、情報共有や進行管理の複雑さが課題となっている。上岡氏は、単なるツール導入ではなく、現場との対話を通じて業務フローを再設計し、創作に集中できる環境づくりを目指している。これまでの失敗経験を踏まえ、データ活用による成果創出と現場理解の両立を強調する。
「最新技術を知っていたらどう描くか」という視点から、制作現場の業務フローと業界構造を学び、エンジニアがギャップを埋める役割を明確化する。素材共有や進行管理などの現状を整理し、プロトタイプを迅速に作成して現場の声を反映する手法を採用。伴走による現場定着と安心感の提供を重視し、実運用へ段階的に落とし込むアプローチを取っている。
将来的には2028年までに「開発プロセス完全自動化」を掲げ、業界全体の環境改善を目指す。推測力を武器に、ビジネスと技術の間の知識の溝を埋め、クリエイターが創作に没頭できる新たな選択肢を提供することが目標だ。上岡氏は「素人発想」を残す視点を維持しつつ、業界の前提を覆すような根本的変革を追求していく意向を示す。