船舶用塗料で国内トップ級の中国塗料が、27年3月期第1四半期の連結決算で売上高と営業利益を大幅に伸ばした。株価は3500円台へ沈んだが、目標株価は4800円と示され、回復期待が伝えられている。
中国塗料は船舶用塗料の国内トップ級のシェアを持ち、工場への投資による生産能力の増強や高付加価値塗料の導入を進めている。関連銘柄は中東情勢の影響を受け原材料高騰や供給不安が懸念される中、日本ペイントホールディングスや関西ペイントが再評価局面を迎える一方、中国塗料は遅れを取り戻す動きを見せている。
第1四半期の連結決算は売上高378億200万円(前年同期比16.0%増)、営業利益56億8100万円(同44.8%増)と増収増益を達成。中東情勢の緊張に伴う販売価格の調整が寄与したとされ、船舶用塗料需要は新造船・修繕船ともに堅調に推移した。株価は年初来高値4795円に対し現在3500円近辺で出遅れ感がある。
中国塗料は中東情勢影響下での原材料高騰や供給不安の懸念が残るなか、将来の成長期待を背景に回復の動きが望まれている。造船関連銘柄として市場人気テーマの一部であり、今後の動向が注目される。