オーストラリア最大の金鉱山会社ノーザン・スター・リソーシズが、南アのゴールド・フィールズからの買収提案を検討の上で拒否した。提案は387億豪ドルと評価され、現金と株式の組み合わせで提示された。
オーストラリア最大の産金会社ノーザン・スター・リソーシズは28日にゴールド・フィールズからの買収提案を拒否したと発表した。提案は現金と株式の混合で、387億豪ドル(約4兆2900億円)と評価されていた。
エリオット・インベストメント・マネジメントからの圧力を受けている同社は、保有資産と成長機会の本質的価値を反映していないと判断し、日和見的な提案だとした。新CEOスレシュ・ヴァドナグラ氏の就任を前にした時期の提案であることも指摘された。
ゴールド・フィールズは西オーストラリア州カルグーリーの鉱山や資産の規模を強調する一方、提示価格は22%のプレミアムを上乗せした水準だった。ノーザン・スター株は一時上昇したものの、協議を継続しないと表明した。
市場関係者は、金価格が上昇基調にある中でのM&A活発化を背景に、ゴールド・フィールズが積極的な姿勢を見せている一方、ノーザン・スターは生産見通しを引き下げた経緯があると指摘した。
マイケル・チェイニー会長は発表資料で、ゴールド・フィールズを「本質価値を大幅に下回る価格」として取得を狙ったと批判した。