SKハイニックスがキオクシアの事実上の筆頭株主に近い地位を得たとみられる。東芝が筆頭株主の座を売却・譲渡した後、SPCが保有株を拡大し、転換社債の権利行使で影響力が高まる可能性が指摘されている。
キオクシアホールディングスは10日、筆頭株主が東芝からベインキャピタルが運営するSPCのBCPEパンゲアケイマン2に変わったと発表した。BCPEパンゲアケイマン2は7740万株を保有し、保有比率は14.19%となっている。
SKハイニックスは同SPCが発行した転換社債を保有しており、これを株式へ転換すれば議決権を多数確保する構造で、事実上の筆頭株主に準じた地位を得る可能性がある。ただ即座の経営権行使にはつながらないとみられている。
東芝は関東財務局へ報告書を提出し、株式保有比率が15.1%から14.06%へ変更されたことを明らかにした。昨年以降市場で株式の売却を7回にわたり実施していた。
SKハイニックスとキオクシアの関係は2018年に遡り、当時の組成で投資は転換社債を通じた間接投資となっていた。キオクシアは2024年末に東証に上場し、東芝は売却を進めて株主価値の最大化を目指していると見られる。