医師と経営の専門家が、日本の医療現場の危機と未来像を対談形式で語る。赤字が続く病院、医師のやる気と報酬の関係、AI活用などの課題と展望が焦点となる。
日本の病院の七割超が赤字で推移する現状と、2040年には医療・介護給付費が最大で94兆円に達するとの政府試算が示され、医療現場の構造的課題が指摘される。
対談には産婦人科医の高尾美穂とユカリアの三沢英生が登場し、医師のプライド喪失や経営の意志の欠如が現場に影響しているとの認識を共有する一方、経営と医療の両立による改革の可能性が語られる。
医療経済の教育不足、現場の評価と報酬の不均衡、そして勤務環境の改善の必要性が論じられ、AIやデータ活用を通じた診断・運用の見直しが検討される。
女性の健康課題と働き方改革、プレコンセプションケアの推進、地域包括ケアの実現に向けた具体的な取り組みが紹介され、医療の未来像として「健康を土台に社会を回す」視点が提示される。