163円で始めたドル預金は、年利5%なら156円台までの円高でも元本割れを回避できる損益分岐点が成立する。直近のドル円は160円台後半から158円台へ推移し、今後の動向にも注目が集まる。
直近のドル円相場は163円台後半まで円安が進んだが、2026年7月30日前後に為替介入とみられる動きで一時160円を割り込み、8月7日時点で158円台で推移している。短期間で数円単位の変動が起き得ることは外貨預金を検討する際のポイントとなる。
163円で外貨預金を始め、年利5%の米ドル定期預金(1年もの)に1万ドル預け入れた場合、元本は163万円、税引後の利息は約398ドルとなり、1年後の受取額は1万398ドルになる。これを円に再換算して元本を下回らない為替レートを求めると約156.75円となり、156.75円以上の円高であれば為替差損が利息で相殺され実質はプラスマイナスゼロになる。
同じ条件で他の始め時の為替レートを設定した場合でも、金利5%の効果により損益分岐点は円安側へずれる一方、いずれも数円分の耐性が生まれることが分かる。
163円・金利5%のケースで、1年後の為替レートが140円〜200円まで動いた場合の損益イメージでは、円高が進んでも金利が損失をある程度軽減する。例えば140円時点の損失は税引前よりも小さくなる。