EU一般裁判所はBookingのETraveli買収を阻止した欧州委の決定を支持。16億3000万ユーロの取引は成立せず、旅行分野の競争環境への影響が注目されている。
欧州一般裁判所は、Booking HoldingsがETraveliを約16億3000万ユーロで買収しようとした取引を阻止した欧州委員会の決定を支持した。結果、当初の取引は成立しなかったと報じられている。
背景には、欧州委員会がこの買収によってBookingの旅行分野での一体的エコシステム形成が進み、競合他社が不利な立場に置かれると判断した点が挙げられる。裁判所は規制当局の審査方針を正しいとみなし、取引を拒否した判断を維持した。
Booking Holdingsの子会社としてBooking.comやPricelineなどを持つ同社と、CVCキャピタルパートナーズ傘下のEトラベリはGotogateやMytripといったサービスを展開しており、旅行市場での地位をめぐる論点が改めて焦点となった。事件番号はT-1139/23で、Judgmentは欧州一般裁判所の判決として示されている。