日立製作所の阿部副社長が、フィジカルAIを活用したM&Aで知財と人材を持つ企業を狙う方針を示した。GL買収を管掌する阿部氏は、今後の戦略について述べた。
日立製作所の阿部淳副社長は、これまで同社が手掛けた米IT大手グローバルロジック(GL)の買収を含め、同社の幅広い事業を統括してきた人物である。GLの買収は96億ドル(当時の為替で約1兆円)に上った。阿部氏は今後のM&A戦略について、フィジカルAIを軸に知財と人材を持つ企業を標的にすると語った。
日立全体の2027年3月期の純利益は過去最高を見込んでいる一方で、阿部氏は「まだ何も成し遂げていない」と気を引き締めており、M&Aを含む改革の継続を強調した。具体的な案件名や時期は本文には記されていないが、AIを活用した統合や人材の活用が今後の焦点になると読み取れる。
この取材では、日立の中長期の成長戦略として、フィジカルAIを活用した企業買収・統合を通じて知財・人材の蓄積を重視する姿勢が示された。阿部氏はM&Aの戦略転換を示唆する形で、今後の案件形成に関する言及を行っている。