ESETは「SMBサイバーセキュリティレディネス指標(2026年日本版)」を公開し、日本の中小企業でインシデント経験が47%と高水準、レジリエンス自信は非常に低く世界最下位との結果を示した。AI活用は80%に達する一方、シャドーAI対策の整備状況は課題として指摘されている。
ESETは2026年日本版のSMBサイバーセキュリティレディネス指標を公開した。本調査は日本を含む世界13か国の中小企業を対象に、インシデント経験、脅威認識、AI活用とリスク認識、予算・人材課題、インシデント対応能力を検証した。日本ではインシデント経験率が約半数に達する一方で、レジリエンスへの自信は世界平均を下回り低水準にとどまった。
日本企業の懸念として最も高い脅威はランサムウェアおよびマルウェアで49%、AIを悪用したマルウェアが29%、スパイウェアが24%だった。一方、実際の要因の上位はセキュリティ監視の不足29%、不適切なアクセス管理25%、旧式システム18%など、基本的な管理不備が大きな課題として挙げられた。
AIの活用率は日本の中小企業で80%と高水準だった一方、従業員の無許可AI利用を制限する明確なAIポリシーが整備されていない企業が35%に達した。専門家はセキュリティ資産の可視化と基本的な衛生管理の徹底、必要に応じて外部運用支援の活用を提案している。
全文は日本版レポートおよびESETの広報情報で確認可能で、今後もリサーチの最新動向が公開される見込み。