日銀の増一行審議委員が福井市の講演で、引き続き政策金利を引き上げていく方針を示した。基調的な物価上昇率は2%に近づくと説明し、物価圧力の背景としてイラン情勢やAI需要を挙げ、抑制の重要性を説いた。
日銀の増一行審議委員は福井市での講演で、今後も政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく方針を示したと伝えられている。短期的要因を除いた基調的な物価上昇率は2%に近づいていると説明された。
物価上昇圧力の背景として、イラン情勢が挙げられ、インフレが加速する場合には緩和的な金融政策を速やかに転換するリスクがあるとの見方が示された。「2%を大きく超えないよう抑えること」が重要だとの考えも併せて語られた。
また、物価上昇要因としてAI需要が半導体価格を押し上げていることが指摘され、今後の物価動向に注目が集まるとの趣旨が伝えられた。日銀の緩和姿勢からの脱却が進む局面と解される発言だった。
全体として、世界的に利上げモードが広がる中、日本の緩和的姿勢はインフレ加速時に急速な利上げを迫られるリスクがあるとの認識が示された。