日経平均は続落ながらも下げ渋り、エヌビディア決算を控え市場は様子見。AI周辺銘柄の一部には売りが出る一方、周辺分野には買いが入り、指数は小幅な動きにとどまった。
24日の東京株式市場では日経平均株価が続落したものの、前場は売りの勢い後退で小幅安にとどまった。半導体大手エヌビディアの決算発表を控え、FRBのジャクソンホール会議を睨み市場は様子見姿勢を強めた。AI関連株は下落する一方、半導体製造装置関連は買いが入り、相場全体は方向感に欠く展開となった。
個別ではAI関連株の下落が目立ち、フジクラは3.5%安、ソフトバンクグループは3.3%安と朝方から売り圧力を浴びた。一方、東京エレクトロンは2.1%高で買いが優勢だった。エヌビディアは26日に四半期決算を発表予定で、メモリー価格上昇を背景にAIサーバーの価格を引き上げる計画との報道が市場の懸念を一部呼んだ。
市場関係者はAI・半導体銘柄の長期的な成長見通しは変わらないとの見方を示す一方、短期的には動きづらいとの声が多かった。中東情勢の不透明感と高インフレの懸念から日本銀行の利上げ観測もくすぶり、長期金利の上昇が株式市場の重荷となっている。
今週のジャクソンホール会議での米国金融政策の手掛かりを待つ間、日米の金融イベントを前に積極的な売買を控える投資家が多かった。今後の決算発表や金利動向次第で市場の方向性が改まる可能性がある。