豊田通商の完全子会社で保険代理店を運営する豊通保険パートナーズが、コマツ系のコマツコーポレートサービスを買収すると発表した。保険代理店業界の規制強化とともに再編が加速するとの背景が伝わる。
豊通保険パートナーズは1日、コマツコーポレートサービスを買収すると発表した。これにより、企業内保険代理店の事業運営は豊通グループの統合下に入る見通しとなる。
保険代理店業界では人手不足や金融庁の規制強化の影響で再編が進むとされ、特例措置の廃止が2029年度以降に見込まれる。特例の廃止は、グループ内代理店の比率規制の適用範囲拡大につながる可能性がある。
豊通保険パートナーズは2006年設立で、豊田自動車やデンソーなどトヨタグループの顧客を抱え、国内外で保険代理店および保険ブローカ事業を展開している。譲渡は27年1月に完了する予定。
伴野剛久専務取締役は、手数料収入の低下と規制強化を背景に「買い手は全国で数社程度に絞られ、今後年間10社超のM&Aを手掛けたい」と語る。