GE Vernovaが高圧送電網機器のTrench Groupを90億ドルで買収することで合意した。取引完了は2027年後半を想定し、北米の製造拠点拡大や電力需要増加に対応する。
GE Vernovaは、投資会社Triton Partnersが保有するTrench Groupを90億ドルで買収することで合意した。買収は電化事業の拡大と世界の送電市場での地位強化を狙い、グリッドシステム統合および送電事業を補完することが期待されている。
Trenchは130年以上の経験を持つ高圧および中圧の部品を供給しており、欧州・北米・アジアに11の製造拠点を展開。買収によりGE Vernovaは製造能力の拡大や運用効率の改善を図り、補完的な製品群と地理的展開のシナジーを見込む。
GE VernovaのCEOスコット・ストラジクは、Trenchの技術と顧客関係が需給逼迫に対応する送電網の近代化に寄与すると語った。受注残は約50億ドルの見込みで、来年以降の枠組契約も含まれる。
Trenchの社長兼CEOバハディル・バスデレ博士は、GE Vernova入りで世界展開が拡大し顧客基盤が拡大すると指摘。GE Vernovaの規模と市場存在感が高圧部品の普及を後押しすると期待を示す。
合意に基づきGE Vernovaは現金と負債による半々の支払いを行い、取引完了は規制承認と従業員代表協議を条件に2027年後半を見込む。
Trenchはノースカロライナ州シャーロットに新拠点を開設中で、同拠点で2027年後半には765キロボルト機器の生産開始が見込まれている。