排水トラップを自動で洗浄する「かってにクリントラップ」がグッドデザイン賞を受賞。対象はクリナップのシステムキッチンSTEDIAとCENTROで、洗浄機能の特徴や経済性などが評価された。
クリナップは、排水口のぬめりと臭いを抑制する自動洗浄機能「かってにクリントラップ」が、2026年度グッドデザイン賞を受賞したと発表した。受賞は2年ぶりで、審査委員が特に注目した企画「私の選んだ一品」にも選出された。発表は都内での商品説明会で行われ、技術とデザインの両面が評価された。
仕組みとしては排水トラップ内に水を噴射して渦状の水流を作り出し、内部の汚れた水を定期的に入れ替えることでぬめりと臭いの原因となる蓄積を抑える。タイマー運転で約8時間おきに自動洗浄を行い、長期不在時にも清潔を保てる。洗浄は水道水のみを使用し、1回の使用水量は約1.7リットルとされる。
水道代の年間コストは約500円程度とされ、従来機と同じ部品数で高機能を維持する設計が評価された。クリナップはこの機能を搭載するシステムキッチンの普及状況について、対象ユーザーの約3割が「かってにクリントラップ」を選んでいると説明する。今回の受賞はグッドデザイン賞の展覧会「G展」でも紹介され、同賞の意義を再確認させる発表となった。
グッドデザイン賞の概要として、1957年の創設以来、日本最大級のデザイン賞として社会と生活の向上を目指す受賞作が選定される。2026年度は応募5111件のうち1484件が受賞展に出品・発表され、クリナップの排水トラップは賞の趣旨に沿う形で選出された。10月31日から11月4日まで東京ミッドタウンで受賞展が開催される予定で、関連情報の発信拠点も設けられている。