ベッセント米財務長官がCNBCのインタビューで、日本政府と日銀は円高につながる措置を取るだろうと語り、日銀の利上げを示唆したと受け止められた。併せて、日米は7月末に円買い介入を実施したが、市場はすでに織り込み済みとの認識を示している。
米財務長官のベッセント氏が、米南部ノースカロライナ州で開幕したG20財務相・中央銀行総裁会議の場で、日銀の利上げを示唆する発言とともに、日本政府と日銀が円高につながる措置を取るだろうと述べた。会場で議長を務めている。
日米は7月末に協調の円買い介入を実施したものの、先週末のNY市場ではFRBの利上げ観測を背景に円安・ドル高が進み、1ドル=160円台をつけた。ベッセント氏は介入の効果について「自然な均衡水準に影響を与えることはできない。私たちにできることは、シグナルを送ることだけだ」と語った。
FRBの利上げ方針については「何を行うかは推測しない」と述べた上で、供給ショックに対する二次的・三次的な影響が見られない限り利上げは行われないとの見解を示した。
この会議でベッセント氏は、イラン制裁の協力を加盟国へ強く要請する方針を明らかにした。一方、中国の協力が不可欠との見方が根強く、取引関係の有無による抵抗が予想される中国の反発にも言及した。カナダの参加国としての扱いにも言及があり、カナダ側の対応に対する批判も語った。