新日本科学の平間英之社長は、創業家以外で初の社長に就任したことを受け、既存事業の深掘りと海外展開を進めて世界的企業を目指す方針を示した。
新日本科学の新社長・平間英之氏は今年6月に就任。千葉出身で東京大学法学部を卒業後、金融機関を経て入社し、海外事業の立ち上げなどを担当してきた。創業家以外で初の社長として1500人規模の組織を率いる。未来像として、既存事業の深掘りと新たな挑戦を挙げ、グローバル化を目指す考えを示している。
会社概要として、新日本科学は鹿児島市に本社を置き、1957年創業の医薬品開発受託事業を手掛ける。非臨床試験の分野で国内トップシェアを維持しており、受注先の半数以上が海外である。年間売上はおおよそ325億円に達している。
平間氏はIT分野への挑戦経験を活かし、デジタル化の推進を強調。よりITやAIを活用した創薬の形を模索する方針を示し、海外展開とデジタル革新の両輪で成長を図る。
組織の人事面では女性管理職の割合が24%、育休取得率は男女ともに100%を達成。県内で初の国の認定を受けた水準の育児支援を活かし、女性活躍を成長戦略の柱と位置づけている。