先週の南アランド円は、パニック相場を脱して修復局面へ。9.73円付近まで下押しした後、9.8円台半ばへ回復する動きが続き、13日には9.89円をつけた。
先週の市場は、パニック的な円買いの巻き戻しが終息し、南アランドの相場が落ち着きを取り戻す展開となった。週初は9.73円付近まで下押ししたが、以後は底を切り上げ、9.8円台を維持した。
13日には9.8940円まで上昇する場面もあり、週末には9.81〜9.85円台でのもみ合いが続いた。8月3日の暴落後の恐怖感は薄まり、修復局面へと向かう方向性が意識された。
ファンダメンタルズ面では南ア側がパニック後退と資源国通貨への資金回帰を背景に買い戻しが入る一方、日本側では円キャリーロスの一巡と過度な警戒感の後退が相場を支えた。テクニカル的には9.89円・9.90円の壁が意識され、上値追いには慎重さが残った。
今週の展望では、9.8円台後半〜9.9円手前での攻防が焦点となり、9.90円突破時の急速な上昇は想定されつつも、戻り売りの圧力にも注意が必要と見られる。想定レンジはおおむね9.75円〜9.90円、対抗シナリオは10円大台も視野に入る展開を想定している。