日銀の利上げ時期が前倒しされるとの見方が強まっており、9月会合での利上げ実施と年内の追加利上げが見込まれている。これに伴い政策金利は1.25%へ引き上げられ、2027年末までに2.25%へと段階的に上昇する見通しが示されている。
日銀は9月会合での利上げを前倒しするとの市場見通しが高まっており、9月の利上げ確率は高水準の74%とされる。年内には2回の利上げが想定され、累積で3.4回分程度の利上げが見込まれている。これにより、2年先の金利見通しが2.4%程度まで高まるとされる。
日銀の今後の利上げペースは、日経平均株価が先行き12ヶ月で約72,000円、USD/JPYが約155円と推移するとの見方が示される。市場参加者の予想下では、日銀の政策金利が9月に1.25%、年末までに2.25%へ達するとの想定が示唆されている。
日銀の展望や物価見通しにはインフレ高進の懸念が影響している。日銀短観のデータでは、企業は1年後の物価上昇率を+2.7%、自社の販売価格見通しは+3.7%と高めに見込んでおり、物価転嫁の強さが指摘されている。これがインフレの加速要因として警戒材料とされる。
9月以降の利上げ後には、3〜4ヶ月ごとに追加の利上げが標準的となり、2027年末まではこのペースが続くとの見方が示され、ターミナルレートは2.25〜2.5%程度とみられている。筆者は日銀の審議委員構成の変化による影響は限定的と考えつつも、人事動向が政策に与える影響には注意が必要と指摘している。