京セラが使用済み切削工具から炭化タングステンを再生する製錬設備を鹿児島県の川内工場に新設する。2030年度の稼働を目指し、経産省の認定を受けた助成約30億円を得る見込みである。
京セラは鹿児島県薩摩川内市の川内工場に、使用済み切削工具から炭化タングステンを再生する製錬設備を新設すると発表した。タングステンの安定供給とサプライチェーンの強靱化を狙い、2030年度の稼働を予定している。
再生工程には自社の独自技術「アミノ酸短縮工法」を用い、再生したタングステンは当面自社製品向けに活用する方針。原料は自社工程内のスクラップや販売店・回収事業者との連携で回収体制を構築する。従来の長寿命化・再研磨に加え、再生まで手掛けることで資源循環を強化する。