PTCジャパンは東京オフィスを約15年ぶりに西新宿から日本橋へ移転し、新拠点として公開した。AI時代の製造業のデジタル変革を支援する体制を整え、デモセンターと顧客共創の場を設ける。
PTCジャパンは約15年ぶりに東京オフィスを西新宿から日本橋のOVOL日本橋ビルへ移転し、日本橋を拠点にした新しい組織運用を開始した。神谷知信氏は移転を単なるオフィス移設ではなく、日本のモノづくりの未来を切り開く起点と位置づけ、同社のグローバルで重要な新拠点のひとつだと説明した。
新オフィスの地理的選定理由として、日本橋が江戸時代に整備された五街道の起点であり、長年にわたり人・物・情報が交叉してきた歴史を挙げ、原点回帰とコミュニケーションによる創造性の重要性を強調した。オフィスのコンセプトはLiving Harmonyで、BridgeとPathをテーマに人とテクノロジーの橋渡しを図り、知識やアイデアの交換を促す動線設計となっている。
新オフィスにはデモセンターJapan Experience Center(JXC)を設置し、IPL(インテリジェント製品ライフサイクル)の世界観を体感・議論できる場を提供する。JXCでは建設機械や高級車の製品ライフサイクル管理の事例などを紹介し、日本およびAPAC地域の顧客エンゲージメントを促進する拠点として位置づけられている。
PTCのロバート・ダダ氏は市場環境の変化と製造業の課題を指摘し、ハードウェアとソフトウェアの複雑化やグローバルなサプライチェーンの重要性を説明。IPL戦略を通じてCAD/PLM/ALM/SLMへのAI組み込みを推進し、デジタル製品データの信頼性と活用性を高める方針を示した。