AI関連事業の新設が成長をけん引する一方、既存事業の低迷に対して構造改革を進める企業が増えている。3Q決算や四半期実績の要点を、個別企業の動向として整理する。
成長ドライバーを掴んだ企業ではnoteが3Qで売上高が33.2%増、営業利益は567.0%増と大幅増益を確保。新設のAI関連事業が売上の一部を占め、全社の生産性向上にもAI活用を進めている。一方、マクアケは四半期取扱高が過去最高となり、月次のプロジェクト単価も上昇している。
既存在の事業の鈍化へ対応する動きとして、メディア工房は占い事業の不振により営業損失が拡大。内製化と不採算事業の整理を進め、構造改革を継続する見通し。カラダノートは薄利事業の譲渡を通じて2期ぶりの黒字転換を達成し、保険代理店グループ化を進めて成長ステージへ移行する。
共通するトレンドとして、広告依存からコマース、課金、AIへ収益源を移し替える動きが目立つ。アイモバイルはふるさと納税が過去最高を記録した一方で、インターネット広告事業は構造改革の途上で営業利益が減少している。各社とも資源配分の最適化が業績の分岐点となっている。
他にも、noteのAI関連事業の寄与、マクアケの取扱高・単価の堅調さ、ほぼ日が通期予想を上方修正、CINCの黒字転換、イトクロの投資効率改善など、各社の決算内容が相次いで報じられている。