今週の東京市場はAI・半導体株の動きが相場を左右。来週は決算一巡で材料難となり、米国の動向次第で相場の方向感が不安定になる可能性がある。
今週の東京株式市場は日経平均株価が先週末比3,107円09銭高の6万8713円80銭で終えた。米雇用統計の下振れを背景に早期利上げ懸念が後退し、AI・半導体関連が買われた一方、決算発表が一巡したことで来週以降は個別材料の手掛かりが減少する見通しとなっている。来週はエヌビディアの決算発表とジャクソンホール会合を控え、AI関連株の動向次第で相場が乱高下する場面も想定される。
米半導体株の動きは来週以降も市場の焦点となる。アプライド・マテリアルズの決算発表後に株価が下落する場面があり、ブロードコムやインテルにも売りが波及。米SOX指数の動きや米国市場の決算動向が東京市場のAI・半導体関連に連動する可能性が高い。来週はNVIDIA決算とジャクソンホール会合を前に様子見ムードが強まる公算が大きい。
決算一巡後はテーマ物色へと動く可能性が高く、非AI銘柄の物色が相対的に支えとなる場面も想定される。来週の米国市場では小売り企業の決算発表が控え、これが日本市場の非AI銘柄の動向にも影響を及ぼす可能性がある。
GDPの発表や為替の動向、日銀の利上げ観測が市場の焦点となる。4-6月期のGDPは前期比0.5%増程度が見込まれ、ドル・円は160円の水準を意識した動きが想定される。中東情勢の動向にも注意が必要で、来週は決算とイベントを控え方向感が定まりにくい展開が予想される。