日本企業の中期経営計画は想定外の事態で形骸化するケースが多く、過去データの予測に頼るだけでは成長の道筋を描けない。未来思考として能動的推論を活用する考え方を紹介する。
不透明感が増すVUCA環境の中で、中期経営計画は想定外の事態に直面すると形骸化して機能しなくなるケースがあるという。本来の目的が果たされず、現場の運用にも影響が出ていると指摘される。
企業は過去データや需要予測を積み上げても、事業の成長を描くことが難しくなっているとされる。データ中心の予測型アプローチだけでは、変動の大きい市場での戦略設計が追いつかないとの見方がある。
これを受けて、予測から脱却し未来を「能動的推論」で捉える未来思考が提案されている。変化を前提に、仮説を検証し行動を柔軟に調整する姿勢が重視されている。