この2週間のフィジカルAI関連ニュースで、日本企業ZEALSのD1投入やファナックのオープンプラットフォーム化、Unitreeの上海IPOなどが動いた。米中規制と北米市場の需要拡大も重要な動きとして浮上している。
国内ではZEALSがD1を発表し、1体500万円からの販売開始を掲げた。現場稼働時間をKPIとする評価軸へ移行する方針で、100台の量産と累計1万時間の現場稼働を目標にする。ファイナンス面ではリースや保険を組み合わせた導入モデルが検討される。
ファナックはNVIDIA・Googleとの取り組みを公開し、オープンプラットフォームを拡充。AIエージェントによるキッティングや人の作業を模倣するAIロボットなどの実装例を示す。既存の産業ロボットを外部AIと接続する形での適用が現実味を増している。
海外ではUnitreeが上海IPOを通じて約610億元の企業価値を目指し、約61億元を調達予定。DeepSeekが戦略投資を行い、AIモデルとロボティクスの統合が加速する。
LGとNVIDIAの提携はヒューマノイドだけでなくAI工場まで含む産業スタック全体を狙う。2027年Q1公開予定の次世代ヒューマノイドと工場検証を進め、One LGの技術統合を進展させる。
欧州ではPony.aiとUberが欧州5都市で2,000台超のロボタクシー展開を計画。AI技術・顧客プラットフォーム・車両運用を分業する水平分業モデルを示す。
米国のFCC規制は外国製ロボットに適用され、製造地基準を満たすロボットであっても新規認証が必要となる可能性がある。条件付き承認の経路もある。
北米のロボット需要は自動車以外へ広がり、非自動車顧客が占める比率が高まっている。高付加価値システムへの需要が増える可能性がある。
IFRはロボットはタスク代替が中心であり、リスキリングが重要とし、雇用観点の捉え方を再考する必要性を指摘している。