9月の米FOMCを前に、失業率と金利市場の動きを手掛かりに米ドル/円の展望を整理する。利上げの程度と株式市場の反応が為替に影響する可能性が指摘されている。
8月の米失業率は4.1%と低水準を維持し、これを修正失業率に当てはめるとFFレート引き上げの可能性が高まることが示唆される。図表はFFレートと失業率の関係を示している。
9月FOMCでの利上げ幅をめぐる焦点は0.5%以上の大幅利上げがあるかどうかに移りつつある。2年物債利回りの上昇はFFレート誘導目標の上限を最大で1%超える状況を示し、0.25%の小幅利上げを織り込む動きが広がっている。
前回のFOMCで利上げを見送ったことが株価の回復を後押ししたとの見方がある。今回も利上げの有無だけでなく0.5%以上の大幅利上げが株式市場にも影響を及ぼす可能性があるとの指摘がある。
政治要因としてトランプ大統領の政策姿勢や近づく米中間選挙が金融政策の判断に影響する可能性があり、為替相場は株価の動向を通じて影響を受けるとの見方がある。