日経平均は前場の一時下落を挟みつつも広範な買いで続伸。中東情勢の懸念後退と米株高を背景に、日経平均は前引けで6万6227円55銭まで上昇した。
26日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前引けは前日比371円12銭(0.56%)高の6万6227円55銭だった。中東情勢に対する過度な警戒が後退し、25日の米株式相場が上昇した流れを引き継いだ。米株高を受けて、東京市場でも主力株を中心に幅広い銘柄に買いが優勢となった。
東証株価指数(TOPIX)は24.77ポイント高の4118.44と、日経平均を上回る堅調さを示した。銀行や証券、医薬品といったセクターの銘柄が上昇し、TOPIXの上げ幅拡大が日経平均を押し上げる展開となった。日経平均は朝方に400円あまり下落する場面があったが、TOPIXが底堅く推移したことを受け、日経平均先物などに売り方の買い戻しが活発化する流れとなった。
前場の寄り付きは前日比251円94銭安の6万5604円49銭と反落して始まった。半導体関連銘柄などハイテク株中心に値下がりし、株価指数の重しとなっていた。中東の戦闘激化懸念が後退し、原油価格や米金利が低下して投資家心理が上向く中、朝方は安かった人工知能(AI)関連株の一角が切り返した。前場中盤までマイナスで推移していた日経平均はプラスに転じた。
市場では、エヌビディア(Nvidia)の決算発表を前にした利益確定売りがAI関連株に出ているとの見方があった。大手証券の担当者は「AI関連に明確な売り材料はなく、エヌビディアの決算発表を前に利益確定売りが出ているのだろう」と指摘した。一方で、中東の戦闘激化懸念の後退は投資家心理を通じて株価を下支えしており、プライム銘柄の7割が値上がりするなど、AI関連以外は総じて底堅い動きとなった。