1978年開業のハンズ渋谷店が11月15日に閉店。48年の歴史を終える一方で、大型のものづくり店舗が街から姿を消す動きが広がっている。
ハンズ渋谷店は1978年の開業から48年を経て、11月15日に閉店する。店舗は約10万種類の商品を24のフロアに並べ、来店者が実物を手に取りながら創作意欲を喚起できる場として知られていた。
近年は大阪・梅田のロフトが2025年に売場を大幅縮小して1フロアの百貨店へ移転するほか、新宿のオカダヤ本店も同年以降に売り場を新ビルへ集約する動きが見られる。手芸のチェーンも店舗数を大きく減らす傾向にある。
こうした動きは、素材探しやアイデア創出の場としての大型店の価値を問う議論につながっている。来店者は店員の助言を受けながら材料を選ぶ機会を失い、創作のきっかけを得にくくなるとの見方もある。
大型店の集約化が進む中、街の商業空間が変化すれば、未知の趣味に触れる機会や、手作り文化の育成そのものに影響が及ぶ可能性がある。