和泰汽車がFUNNOW Groupへ戦略的出資を実施し、約10%の株式を取得。資本提携を通じて両社は旅行分野での業務提携を本格化する。
台湾の自動車大手・和泰汽車はFUNNOW Groupへ1000万米ドルを戦略的出資し、約10%の株式を取得すると発表した。出資と同時に、和泰汽車傘下の「去趣 chicTrip」とFUNNOWの予約機能を統合することで、旅行前情報収集から現地でのリアルタイム予約までを一体化する体制を目指す。
協業の出発点として、日本を第一の展開地域と位置づけ、日本市場を通じた越境旅行体験の実現を掲げる。統計によれば日本を訪れる台湾人旅行者は2026年の上半期に約467万に達し、前年同期比で20%超の伸びを示した。現地の飲食店や体験コンテンツの簡便予約を実現することで、予約と旅程作成をシームレスに結ぶ計画だ。
FUNNOWは従来のB2Cモデルから「B2AI2C」へ事業転換を進め、去趣 chicTripを活用したAIプラットフォーム連携やChatGPT等の活用を新たな接点として、都市型レジャー予約体験の提供を強化する。
今回の戦略的出資は、FUNNOWの海外展開とIPO準備を支える財務基盤強化と地域間の事業シナジーを高める重要なステップとして位置づく。FUNNOWは東南アジア企業の買収実績を持ち、今後もM&Aを成長戦略の一環として推進している。