日米協調介入の影響でドル円は164円近傍から一時下落後、8月9日時点で157〜158円で推移している。日銀の9月会合を前に、利上げ観測が強まり、中立金利超えの可能性が再び取り沙汰されている。
日米協調介入の影響でドル円相場は年初来高値の164円近傍から一時155円台まで下落した後、現在は157〜158円で推移している。依然として二の矢・三の矢のリスクはあるが、まずは小康状態にある。
9月17〜18日に日銀の金融政策決定会合が控える中、ベッセント米財務長官が円買い介入と金融政策を平仄合わせる形で利上げを促すとの見方が高まっている。
植田日銀総裁は物価上振れリスクを意識し、次回以降の会合で議論を深める方針を示し、展望レポートのリスクバランスは上方修正された。
物価見通しのリスクバランスに関する議論は、基調的な物価上昇率が2%を超えるリスクが依然として存在している点を示している。金融環境が緩和的と判断される場合、利上げペースを速める可能性がありうるとの指摘もある。
次の一手として利上げが視野に入り、実施時期は決して遠くないとの見方が広がっている。日米協調介入と財務長官の発言により、政府との距離感にも注目が集まる。