保土谷化学工業がハンガリーの化学メーカーFramochem Kftを完全子会社化し、欧州製造拠点を確保した。取得額は約8,700万ユーロ、投資額は約166億円の見込みで、買収完了は8月に実施、記念式典は9月に開かれた。
化学メーカーの保土谷化学工業は8月25日、ハンガリー北部カジンツバルツィカ市に本拠を置くFramochem Kftの買収手続きを完了し、同社を完全子会社化した。記念式典が同市で9月10日に開催され、両社の経営陣や在ハンガリー日本大使らが出席した。
Framochem Kftは1992年設立のファインケミカルメーカーで、ホスゲンを原料とする医薬品原料APIや中間体、ファインケミカル製品の製造・販売を行う。保土谷化学工業は欧州市場における高い技術力と顧客基盤を有すると評価している。
買収は保土谷化学工業の中期経営計画の重要施策の一つで、機能性樹脂セグメントの特殊化学品事業、特にホスゲン誘導体事業の強化を目的とする。Framochemの子会社化により、日本国内の生産・輸出体制に加え、欧州の需要地に直接製造拠点を確保する。